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読書:農業の経営と生活2

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第2章 農業経営の組織と運営

第2章は親元で施設園芸を始める若者が、父親から与えられた30haでもうけよ!という課題の相談を同級生に持ちかけるというコラムからスタートします。

この章は農家といえども、利益を稼ぎ出す企業体/経営体と考えて、資本や投資、労務費、組織といった考え方を導入し、意識して”経営”しなさいという著者から農家へのメッセージと捉えました。たしかに日本の農業は家族を中心とした経営であり、明確な組織や運営といった考えかたが十分に定着/実践されているとは言えません。しかし、”今”農業を始めよう/継ごうとする若者や新規就農者が未だにこのような考え方では成り立ちません。したがって本章の内容だけでは足りないと思います。企業が資本や労働力、費用/組織を管理するのは当たり前です。まずは農家さんもここをスタートラインにしなさいというのならわかります。でも、本章最後の答えは結局(先にネタばらしをしますが…)適地適作!です。

ちょっとちがうんじゃないのでしょうか?教科書にしてもちょっと寂しいです。

足りない視点はやっぱり売るでなないでしょうか?「費用をかけずに効率的に良いものを作る」では足りない。

そんな中、こんなページを見かけました。

稼げる農業を目指せ 地方で躍動する 若者たち

あっぷふぁーむソリューションズ 社長 高橋隆造さんが“農業せぬが利益”と言われてきたと書かれています。農業とは、農作物を作るということで、その先は他産業だという概念が農業従事者を含めて多くの方にはびこっています。農業従事者=農業技術に長けた人であり、実際、自分の周りの就農者も美味しいものを作るのは自信があるけど、売ることには無頓着なひとが多いです。こらから収納する人に向けた書籍であるならばマーケティングや営業といった部分まで言及してほしい気がしました。

キャッチ画像に直売所をつけました。直売所は小さな商売ですが、農家さん自身がどんなものが売れて、どのくらいになるという感覚を直接受けることができる場所です。これが、儲けるのスタート地点ではないかと考えて選びました。確か経営で有名な”ドラッカー”様もこんなことをおっしゃってます。

ビジネスの目的の正しい定義はただひとつ。顧客を作り出すことである。

There is only one valid definition of business purpose: to create a customer.

つまり、農作物を作るのが農家=企業体のなすことではなく、作った作物を買ってくれる顧客を探すが重要ということなのです。

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